この記事は『アンチャーテッド 古代神の秘宝』の考察記事となります。
※シナリオの内容に触れているので初見の方はネタバレ注意※
今回取り上げたいのはアサブ側に専門家として捕まっていたサム・ドレイクの作中での役割についてです。
前作『海賊王と最後の秘宝』では亡くなっていたと思われていたところに急に登場するなり準主役級のメインキャラであったサムですが、
追加エピソードである本作では所々ではクロエ達を助ける場面が見られるものの、基本的には情けない姿が多い印象を受けました。
しかし、ストーリーをよくよく考えて見ると実は意外にも重要な役割を担っていた可能性がありますね。もちろん管理人の推測に過ぎませんが、この記事ではストーリーの裏側でサムが何をしていたのかを推測してみたいと思います。
サムはズバリ囮を引き受けていた?
▲前作のメインキャラ達:サム、サリー、ネイト
古代神の秘宝で大きく対立しているのはトレジャーハンター側のクロエとナディーン、それとインドを牛耳っているのかどうかは分かりませんが敵勢力のアサブ陣営です。
まずチャプター2の【潜入】でクロエ達とアサブのおっさんが初めて邂逅した時に
アサブの口から『専門家』という言葉が出てきます。
そしてその”専門家”の無能さを若干皮肉るクロエ。
ここで言われる専門家こそが『サム・ドレイク』です。アサブ陣営はサムの知恵を使って(もしくは脅して)『ガネーシャの牙』の場所を探ろうとしていたと思われますが
この段階で既にクロエの協力者としてサムはアサブ陣営に”潜入”しており、情報の撹乱を行っていたのではないでしょうか?
クロエとサムについては海賊王と最後の秘宝で既に面識がありましたし、ネイトは引退したもののサムとサリーがその後もトレジャーハンターとして活動していたことは4のエンディングエピローグでも描かれています。
ただし、この事実をこの段階では本作でクロエのメイン協力者であるナディーンには知らされておらず、これが途中のサムを巡って言い争う問題の発端になったんだという感じですかね。
サムとナディーン
サムとナディーンの関係が悪いのはアンチャーテッド4をプレイしていれば周知の事実です。
秘宝を巡って争った挙句、ナディーンの傭兵部隊は壊滅に追い込まれてますし、ネイトとサムのドレイク兄弟はいわばナディーンにとってある種の仇となっています。
しかし、クロエも海賊王と最後の秘宝には絡んでいることから、今回の『ガネーシャの牙』について協力を依頼するにも事前に打ち明けてしまえばナディーンから必ず指摘が入るでしょうw
こういった事を考えるとクロエがナディーンに協力依頼をする段階でサムの存在を知らせるわけにはいかなかったのではないかと想像できますね。
実際にサムが協力者であった事を知ったナディーンはクロエを置いてジープで先に行ってしまう場面もありました。
クロエの計画
少し時系列を整理してみると。。。
■本編で描かれなかったクロエの準備段階
海賊王の冒険が終わった段階でクロエの次の秘宝探しは『ガネーシャの牙』と決まっていた。
しかし、依頼の本命であったネイトが引退したことで新たに協力者を見つける必要があった。
そこで復帰したばかりのサムに声をかけて今回の計画について相談して協力を依頼。
目的地であるインドはどうも治安が悪く腕利きの用心棒を兼ねた協力者がさらに必要だと判断し、傭兵部隊としては解散していたものの腕が立つ事を知っているナディーンに協力を依頼して了承を得る。(サムのことは内緒である)
その後、予定通りに事を運んで行き、エピソード2の潜入でアサブの『ガネーシャの牙』捜索が難航していることを確認してあえて挑発する。(サムがクロエ陣営の人間だと悟らせないため)
が、どこかでサムが失敗したかアサブの我慢が限界になったのかは不明だが、専門家として迎えられていたサムがかなり手荒に扱われるのをナディーンと一緒に目撃してしまう。
以降、本編でのクロエとナディーンの間にサム問題が勃発するも後はシナリオで描かれた通り一件落着。
こんなところではないでしょうか?
サムは虚実織り交ぜつつアサブ陣営を手詰まらせていた
今回の考察のまとめとしては
縛り上げられ、小突かれながら登場したサムは実は最初からクロエの協力者だったのでアサブ陣営に専門家として潜入しており、ある意味時間稼ぎを続けていた。
というのが管理人のサムの役割考察の着地点です。
今回の古代神の秘宝に関してはあくまでもクロエとナディーンの物語であったためにサムの裏事情はほとんど語られていなかったので、どうしても整理したくなってしまいましたw
海賊王ではかなりカッコイイキャラクターだったので本作での汚名返上として
サムとサリーのトレジャーハンター活動も外伝的にゲーム化されれば嬉しいですね^^;
コメント