【名探偵コナン】紺青の拳(フィスト)のあらすじ・感想｜キッドと京極ファン必見だが若干つまらないと感じた理由

コナン映画の「紺青の拳(フィスト)」はキッドがシンガポールで「紺青の拳」と呼ばれるビッグ・ジュエルを狙う話です。園子の彼氏・京極さんも大活躍！

コナンと同い年の頃、アニメの放送が始まり、工藤新一の歳をあっという間に超えてもなおコナンを愛してやまない私。

劇場版第23作目、私も映画を見ましたが怪盗キッドや京極真が大活躍でした！コナンファンのみではなく新規のファンも入りやすそうなキャラクターやストーリーは必見と言わざるを得ない。でも少しつまらないと感じる部分も…

そこで今回は劇場版第23作目「紺青の拳(フィスト)」のあらすじや古参目線での感想を語っていきたいと思います。

名探偵コナン劇場版第23作目「紺青の拳(フィスト)」作品概要・主要キャラクター

作品概要

• 公開日：2019年4月12日
• 興行収入：93億7000万円
• 主題歌： HIROOMI TOSAKA（登坂広臣 / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE）「BLUE SAPPHIRE」
• キャッチコピー：「Never let you go… “もう決して、あなたを離しません──”」「真実VS奇術VS蹴撃 雌雄を決する三位一体（トリニティ）バトルミステリー」

主要キャラクター

■アーサー・ヒライ（江戸川コナン）

キッドによって無理やり海外に連れてこられたコナンが正体を隠すためにとっさに使った偽名

■怪盗キッド

コナンのライバル怪盗キッドの正体は、1987年から不定期連載している「まじっく快斗」の主人公・黒羽快斗です。「名探偵コナン」の連載開始が1994年なので、実はキッドのほうが大先輩。表の顔は江古田高校２年B組の普通の高校生なんですよ！#コナン　#kinro pic.twitter.com/tB2xRlEYQh

— アンク＠金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) December 9, 2016

「まじっく快斗」からのゲスト出演。不老不死を得られるという伝説のビッグジュエル「パンドラ」を探し求める怪盗で、その正体は高校2年生の黒羽快斗。

■京極真

鈴木園子の恋人。そのあまりの強さから「蹴撃の貴公子」という異名を持ち、400戦無敗の空手家。

■レオン・ロー（CV：山崎育三郎）

シンガポールの名探偵と称される犯罪心理学者。ブルーサファイアを狙っておりキッドやコナンと敵対する。

■レイチェル・チェオング（CV：河北麻友子）

レオンの秘書。コナンたちの前に立ちはだかり小五郎に近づく謎多き女性。

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名探偵コナン劇場版第23作目「紺青の拳(フィスト)」あらすじ

シンガポールの超高層ホテル“マリーナベイ・サンズ”で、女性弁護士のシェリリン・タン（浅川悠）が何者かによって殺害される事件が発生しました。

その場に居合わせていた“シンガポールの名探偵”こと著名な犯罪行動心理学者のレオン・ロー（山崎育三郎）、そしてレオンのかつての弟子でシンガポール警察の予備警察官リシ・ラマナサン（梶裕貴）は、現場付近で“月下の奇術師”こと“怪盗キッド”（山口勝平）のものであるカードを発見しました。

その頃、日本では、シンガポールで行われる空手トーナメントに出場する”蹴撃の貴公子“こと空手の達人・京極真（檜山修之）を応援するため、私立探偵・毛利小五郎（小山力也）と娘の蘭（山崎和佳奈）、蘭の親友で京極の恋人の鈴木園子（松井菜桜子）が現地に飛ぶことになりましたが、江戸川コナン（高山みなみ）は偽名のためパスポートを所持しておらず、日本で留守番をさせられることになりました。

ところがコナンはキッドによって無理やりスーツケースに入れられ、そのままシンガポールへと飛ばされました。

コナンがスーツケースから脱出すると、そこには蘭、小五郎、園子と共に、自分の正体であるはずの工藤新一（山口勝平（二役））の姿がありました。

コナンは自分（新一）にそっくりのキッドが変装していることを見破り、キッドに接触を図ろうとしましたが、蘭たちに見つかってしまったことから、咄嗟に“アーサー平井”との偽名を名乗って行動を共にすることにしました。

キッドの目的は、空手トーナメントの優勝者に贈られるチャンピオンベルトに飾られた伝説のブルーサファイア“紺青の拳”にありました。小五郎一行の元にリシが訪れ、警備会社の経営者であるレオンの自宅に招くと“紺青の拳”の護衛と殺人事件の容疑者であるキッドの捜査協力を依頼しました。

キッドは地下の特殊金庫に厳重に保管されている“紺青の拳”を奪おうとして失敗、居合わせた京極と対峙しますが、コナンの機転で窮地を脱しました。

キッドがコナンをシンガポールに連れてきたのは、自分に着せられた殺人容疑を晴らすためでした。キッドは大会会場の地下金庫に移された“紺青の拳”を奪うため再挑戦しますが、あと一歩で入手という時にキッドはレオンの秘書であるレイチェル・チェオング（河北麻友子）の死体を発見してしまい、レイチェル殺害容疑もかけられてしまいました。

一方、順調に勝ち進んでいた京極は、レオンから用心棒にならないかと持ち掛けられるも断りましたが、暴漢に襲われた園子を救うために拳を振るい、レオンによって謎のブレスレットをつけられて拳を封じられてしまい、結局トーナメントを辞退することになりました。

コナンとキッドは共闘することにし、レオンやリシの周辺を嗅ぎ回った結果、レオンは海賊のボスであるユージーン・リム（カート・コモン）と繋がりがあり、自身の用心棒にして空手の達人であるヘッズリ・ジャマルッディン（ライアン・ドリース）に優勝させて“紺青の拳”を奪うためにユージーン傘下の海賊に京極らを襲わせたことを知りました。

そしてレオンは日本の大手海運会社“中富海運”社長の中富禮次郎（高橋広樹）とつるんで自ら主導する再開発計画を強行するため、中富海運所有の大型船を使ってシンガポールの街並みを破壊する計画も立てていたのです。

レオンは計画の手始めとして、京極のスポンサーとなっていたシェリリンを抹殺、続いて自身を裏切って小五郎に全てを打ち明けようとしていたレイチェルをも抹殺したのです。

ところが、計画を着々と進めていたレオンの前にリシが現れ、彼に銃を突きつけました。実はリシの父（間宮康弘）は1年前に海底の沈没船から“紺青の拳”を引き揚げた海洋研究者であり、“紺青の拳”を狙うレオンに殺害されていたのです。

リシは父の復讐のために弟子を装ってレオンに接近、その裏で密かにユージーン一味をも味方に引き入れていたのです。そしてリシは自身の策略のためにキッドを利用しようとして一連の事件の罪を擦り付けていたのです。

全てを知ったコナンとキッドはリシを捕えますが、中富の大型船は既にシンガポールに接近、街を破壊し始めていました。コナンとキッドは船を止めに向かう一方、京極や蘭たちはホテルに突撃してきた海賊たちと交戦しました。

キッドによりブレスレットを破壊してもらった京極は本来の強さを取り戻し、立ちはだかってきたジャマルッディンを倒しました。レオンやリシたちは警察に逮捕され、濡れ衣を晴らしたキッドは結局「これは俺が欲しかったものじゃない」と“紺青の拳”を奪うことを断念しました。

事件は解決、コナンは新一に変装したキッドによって再びスーツケースに入れられて日本に帰国しました。ところが、蘭は新一が偽者であることを見抜いており、キッドは駆け付けた警察をかわしてその場から姿を消し、スーツケースから抜け出したコナンは何事もなかったかのように蘭たちを出迎えました。

以上が、紺青の拳(フィスト)のあらすじと結末です。

名探偵コナン劇場版第23作目「紺青の拳(フィスト)」感想

名探偵コナン劇場版の第23作目「紺青の拳(フィスト)」

見ていて面白い部分と、若干つまらなく感じた部分があるので感想をまとめていきます。

キッドの出番が多い

劇場版で過去にキッドの登場した作品は

• 世紀末の魔術師
• 銀翼の奇術師
• 探偵たちの鎮魂歌
• 天空の難破船
• 業火の向日葵

これらの中でも今作はダントツで出番が多く、メイン扱いをされていました。

単純にキッドというキャラクターが好きなので、これだけメインを張って登場してくれるとファンとしても嬉しい限りです。

工藤新一として登場していることから、新一のパスポートを盗んだってことですよね。やりたい放題。キッドとシンガポールの夜景を見たり、キッドと同じベッドで寝たりと、仲良すぎでしょ(笑)

少しコメディ要素が強すぎる

前作「ゼロの執行人」がシリアスな雰囲気だったのに対し、「紺青の拳」はコメディー要素が強いように感じました。

紅の修学旅行編で新一と蘭が正式にカップルになり、園子と京極も付き合っていることからラブシーンが気になりましたよね。

京極さんの絆創膏の謎についても

「いつも守られていると思ったら、私が京極さんを守っていたのね」

京極さんの頬が赤くなって何この萌え要素！！ってなります(笑)

他にも、クライマックスでキッドが京極真のミサンガを撃ち切て京極が本領発揮したり、これは探偵アニメなのかな？ってなるんですよね。まぁ主要キャラがキャラだけに仕方ないのかも…

怪盗キッドvs京極真がもっと見たかった

この映画の一番の見所はやっぱり「怪盗キッドvs京極真」なのではないでしょうか？

原作でもこの話はありましたが、映画でも！！と期待していたのに、あっさり終わってしまって少し不完全燃焼です。

京極さんはパルテノンな柱をバキバキ折るんじゃないの？キッドは空にいるのにジャンプして追いかけてこないの？？

と本来あり得ない期待をしてしまっていただけに、物足りなかったのは私だけではないはず。

全体的には面白かったんですけど、賛否両論あるみたいですね。

#紺青の拳
退屈はしなかったけど面白かったかと問われれば微妙です。締めが弱かったなー。『から紅』といい私に大倉脚本は合わないのかも。ミステリー部分が粗いのと、演出が悪いのかアクションもイマイチ。前髪を下ろした園子は◎。あとは「あっ、やっぱり糸目キャラは開眼するんだ…」みたいな。 pic.twitter.com/pDiFHKdiO1

— カラシ (@men_taiko0105) April 12, 2019

試写会！OPのいつものテーマ曲で冒頭の入りがホルン→トランペット→サックスの主旋律で！特にホルンがめっっちゃ響いてカッコよすぎました✨からのサビでトランペットのソロは狙いすぎて開始数分から泣かされましたもう1回見たいです公開されたらもう1回行きます4/12公開！ #コナン #映画 #紺青の拳 pic.twitter.com/g5Ho3iRe4v

— Lizzie🍓🌼*･ (@hm4sn8a) March 30, 2019

#紺青の拳
微妙って人もいるし、ミステリー薄いって言う人もいるし、確かにそれはそう。でも、今回の映画のテーマである京極、園子の関わりと、Kコの動き、それから京極のタイマンとか色々含めた時のことを考えたら、すごくバランスが良くて誰推しに対しても優しい作品だったと思うからみんな見て

— 大前 (@QspuglGUB3qXAxb) April 14, 2019

私個人としてはキッドも京極も好きなので見ていて面白かったです。ただ、超が付くほどではなかった。不完全燃焼な部分も多いので、この2人はたまにアニメに出てくれればいいかなって感じです。