タイトル | Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
機種 | PS4 PS5 |
開発会社 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント / Sucker Punch Productions |
発売日 | 2020年7月17日 |
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) ゲーム口コミ・ユーザーレビュー
グラフィックが美しい
まず美しいグラフィックスがすごすぎます。ストーリーも魅力的で、戦闘のアクションも素晴らしく、引き込まれてしまいます。また、日本の古き良き時代に引き込むまれるような感覚があってとても好きで、魅力的です。しかしなんといってもやはり高解像度のグラフィックスですね。
緊迫感のある仕上がり
ゲームで海外の人がつくった日本というとどうしても滑稽に見えてしまいがちです。
しかしこのゲームは違います。対馬に実際に行ったことはありませんが細かく作りこまれており容易に当時の情景に思いをはせて主人公に思いを重ねることができます。アクションも単調なものではなく相手との間合いの読みがあって緊迫感のある仕上がりになっています。
映画の世界に入り込んでいるような感覚
時代劇のような和風な感じと、ファンタジーの西洋風な感じが上手く組合わさっているのが良かったです。
基本的に刀を使って戦うのですが、本当に敵を切っているような臨場感を味わうことができました。壮大なストーリーも含めて、映画の世界に入り込んでいるような感覚に浸れます。
日本の美しさや侍としての正しさ・厳しさなどが盛り込まれている
日本の對馬国で争われた「元寇」が舞台となっている。
主人公の侍である仁は元から對馬を守るために、侍の誉(ほまれ)を捨て、冥界からの使者のような存在である冥人(くろうど)となり對馬を守ろうと暗躍する。
ゲームを一通りプレイしてみて、なんて日本を愛しているゲームなんだと感じた。
これを外国の制作会社が作ったのだから大変驚いた。
随所随所に日本の美しさや侍としての正しさ・厳しさなどが盛り込まれているので感動したし、おもしろかった。
なかなかない日本を舞台とした作品でストーリー
オープンワールドのゲームなのですが、なかなかない日本を舞台とした作品でストーリーの面白さと映像美による没入感はすごいものがあります。
主人公の葛藤が深まるにつれどんどん世界に引き込まれていきますし、それを後押しするような和を意識した色彩や演出は他の作品にはない魅力がありました。けいすけ
グラフィックが綺麗
ゲーム自体の世界観も素晴らしかったのですが、なによりもグラフィックが綺麗で、特に風景のグラフィックが素晴らしかったです。
また登場人物の表情などの機微もかなり細かく表現されているのが印象的なゲームでした。
バトルシステムの面でも、育成や装備での強化などの面もかなり豊富で、楽しめました。なによりオープンワールドの広大な世界を馬で移動するのが、非常に気持ち良かったです。
難易度の高い死にゲー要素あり
PS5版は読み込みが早く、ストレスなくゲームを楽しめました。
PS4版と比べても映像美は格段に上がっており、躍動感や息遣いまで感じられます。映像、シナリオ、音楽も素晴らしい作品ですが、海外から見たカッコいい日本のイメージを感じることができます。難易度の高い、いわゆる「死にゲー」的な要素があるので、読み込みが早くなった点はとても評価したいです。
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Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) ゲーム紹介・レビュー
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) ライターレビュー
ゲームプレイ時間 | 30時間程度(メインストーリークリアまで) |
ゲームボリューム | |
シナリオ(ストーリー) | |
グラフィック | |
コスパ | |
総合評価 |
2020年の最高傑作と評されるGhost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) (Ghost of Tsushima)。
inFAMOUSシリーズで名高いSucker Punch Productionsが送る大作アクションRPGです。
高いアクション性と、細かい描写にもこだわった映像美、濃厚なストーリーへの没入感、どれをとっても近年では高評価の作品です。
世界感は鎌倉時代の日本で、モンゴルの侵略を受ける対馬列島が舞台になります。
戦国時代や幕末を舞台にした世界観のゲームはありますが、中世の日本を舞台とした作品は珍しく、大自然を感じる時代劇オープンワールドとなっています。
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) ゲーム概要の紹介
濃厚なストーリー
文永11年、モンゴルによる日本侵攻で、日本を守るために戦った主人公・境井仁。
小茂田浜での死闘の末、生き残った境井仁は、囚われの身となった叔父で対馬国の地頭・志村を救出し、蹂躙された対馬を救うべく立ち上がる物語です。
境井仁は元々武家の出身で、「誉れ」という考え方を持ち、正々堂々と生きてきた人間ですが、悪逆非道なコトゥン・ハーン率いる蒙古軍の行いに、たとえ侍の道に反しても対馬の民を守ることを決意し、「誉れ」や「侍としての生き方」を捨て、冥府から蘇った「冥人(くろうど)」となりあらゆる手を使って強大な敵に立ち向かいます。
その旅の中で、多くの人の声に耳を貸し、境井自身も葛藤する姿に、不思議と感情移入してしまいます。
魅力的なサブキャラクターも多く、サブキャラクターにまつわるサブストーリーも同時に進めていくことでさらに濃厚な物語になります。
今作は「仁之道」と呼ばれるメインストーリーを軸に、技などを取得する「伝承」、一般的なサブクエスト「浮世草」で構成されています。
中でも浮世草のサブクエストは相当な数になります。
加えてディレクターズカットではメインストーリーでは語れなかった「壱岐之譚」が追加され更にボリュームが増しています。
境井自身と父親の話で、本編では父を救えなかったことに責任を感じている描写が出てきますが、さらに深堀されたストーリーを展開してくれます。
ディレクターズカットでのストーリー追加は本編の約三分の一程度ですが、濃厚な物語でした。
アクションと難易度
時代劇の殺陣のようなアクションと、アサシンクリードのようなステルスアクションを駆使しながら戦います。
操作自体もさほど難しくはないですが、敵の動きを予見して防御や回避するといったアクションは単純ながらも奥深さと、駆け引きの楽しさがあります。
また剣で戦うだけでなく、弓で遠距離攻撃をしたり、くないなどの暗器を駆使して戦う場面もあります。
大勢の敵が待ち構えている拠点に、突っ込んでいって大立ち回りを繰り広げるもよし、遠くから弓で攻撃したり、隠密で忍び寄り暗殺を決めて徐々に敵の数を減らしていくのもよし、戦闘のやり方はプレイヤー自身が選択することができます。
難易度は「易しい」「普通」「難しい」「万死」の4つに分けられており、初心者でも遊びやすい難易度になっています。
普通でプレイしてていて、難しいと感じるようであれば、設定画面からすぐに変更できることも魅力です。
死にゲーとまではいかなくても、緊張感のある難易度設定になっていて、マイルドな死にゲーだと感じました。
また発売後のアップデートで追加された「冥人奇譚(くろうどきたん)」ではオンライン要素も追加されており、ほかのプレイヤーと協力して遊ぶことができます。
「冥人奇譚」の難易度は比較的難しいものになりますので、自分の腕試しにはもってこいのモードです。
世界観が魅力的な時代劇オープンワールド
舞台は対馬全土。その広大な大自然をオープンワールドでしっかり味わうことができます。
マップには秘湯や神社や祠などがあり、巡ることで体力を上げたり、装飾品を手に入れたりできます。リアルスケールとまではいきませんが、広大なマップになっているため、探索するのには相当な時間をかける必要があります。
世界観は鎌倉時代ということもあり、まるで時代劇に入り込んだかのような世界観です。
しっかりと「和風」が盛り込まれており、詫び寂びを随所で感じることができる仕上がりでした。
美しい大自然の中に建つ五重塔や、銀杏が舞う木々の間を進んでいくと大きな寺があったり、海に面した崖の上にぽつんと建つ神社などは、日本でしか表現できない素晴らしい景色でした。
中でもボス戦のシーンでは、相対してお互いがゆっくり刀に手を掛けるなどの時代劇さながらの演出が盛り込まれており、ホントに海外の会社が作ったのか、と疑いたくなるレベルです。
また、黒澤映画にインスパイアされ実装されたという黒澤モードも、画面が白黒になり、わざとノイズを走らせたりして、昔の時代劇のような雰囲気を出してくれます。
ゲーム自体は遊びにくくなりますが、この時代劇オープンワールドにマッチしているシステムだなと感じました。
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) 良かったポイント(おすすめポイント)
緊張感のあるアクション
今作のアクションは、油断しているとすぐに死ぬという緊張感と、上手くなれば敵を圧倒できる爽快感のバランスが非常によくできています。
攻撃・回避・受け流しを駆使して戦闘をしていきますが、適切に処理しなければダメージを食らうことになり、ミスが多いとあっけなく倒されます。
複数人に囲まれてしまえば、多方面の攻撃を気にしなければならないので難易度は上がります。
そのため、一瞬の判断が命取りになるやり取りがたまりません。
その反面で主人公を強化していけば技も増えますし、防御力も強化されます。
今まで苦労していた場面でも、主人公の強さと自分のプレイスキルが上がれば、難なくクリアできてしまうことも多いです。
また一騎打ちに名乗りを上げることで、敵との一騎打ちができます。
相手の動きをよく見てタイミングよくボタンを押すだけなのですが、成功すれば一撃で倒せます。失敗してしまえば自分の体力の大半を削られてしまいます。
シンプルながらも緊張感のあるシステムに仕上がっています。
没入感を与えてくれる独自のナビゲーション
Ghost of Tsushimaにはミニマップやクエスト情報等のUIが存在しません。
そのため、視覚化された風を感じて目的地に赴いたり、音で判断したり、足跡を追跡したり、ゲームへの没入感を高めてくれるナビゲーションシステムになっています。
画面には操作キャラ以外の余計な情報が表示されないので、景色を楽しみながら移動でき、臨場感あふれる戦闘を楽しむことができます。
これは本当に思い切ったことで、今やUIのあることがゲームのスタンダードになっています。UIをなくしてしまったことによって、「マップを見ながら操作する」ということができなくなり、その分風景や戦闘を存分に楽しむことができます。
不便な点が一切なかったといえば噓になりますが、なくしたおかげで新しい体験を可能にするシステムだと感じました。
大自然と四季を感じるマップと映像美
タイトル通り、日本の対馬を舞台にしており、対馬全土を旅することができます。
そのグラフィックは圧巻の一言で、水の表現や落ち葉の表現が昔の自然豊かな日本を彷彿させる仕上がりになっています。
彩り豊かな大自然はどこか風情を感じるものがあり、戦いの後の凄惨な戦場は哀愁を感じさせてくれます。
また日本特有の四季も綺麗に描かれており、物語の最初は春、終盤は雪が舞う冬になっています。
細部まで丁寧にグラフィックをこだわって作っているのがわかる美しさで、ストーリーそっちのけでフォトモードで遊んでいたほどです。
驚いたのが、馬に乗って移動をするんですが、スピードに乗ってるときはエフェクトがかかり、疾走感を演出してくれます。その効果もあって移動が楽しかったですね。
また、環境音も素晴らしくて、水の音はもちろん、鳥のさえずりや風の音など、美麗なグラフィックを更に楽しませてくれる要因でした。
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) 改善してほしかったポイント(おすすめしないポイント)
オープンワールドであるための苦痛
オープンワールドのゲームに当てはまってしまうのですが、広大すぎるという苦痛も伴いました。
解放していない場所を解放するには、自分がその場所を通るか、敵の拠点をつぶしていかなければなりません。それゆえ、マップ開放にかなりの時間を要しました。
ストーリー進行上ではすべてのマップの開放は求められていないことが救いだと感じました。
そして慣れてくると、拠点の制圧が作業になってくるという点です。
初めはむやみに突っ込んで制圧を試みるのですが、大勢に囲まれてゲームオーバーになってしまいます。ですが慣れてくると、制圧の仕方もわかってきて楽しくなりますが、単純作業になりがちになってしまいます。
もっと拠点ごとにイベントが盛り込まれていればいいのに、と感じてしまいました。
攻略性のあるダンジョンがない
アクションRPGといえば、クリアすることで重要なアイテムや、装備が手に入るダンジョンの存在が大きいですが、Ghost of Tsushimaにはダンジョンが存在しません。
戦闘は基本的にストーリー以外では、荒野などで敵に発見されたときか、拠点に出向いていき制圧する際に発生します。
ダンジョンを攻略する達成感がないのは、少し残念に思いました。
冥人奇譚とメインのつながりがない
他のプレイヤーと協力プレイができる冥人奇譚、個人的には戦略性もあり楽しい内容になっていました。
ですが、残念なことに冥人奇譚は、メインストーリーとは関係のない独立したモードですので、メインストーリーにアイテムを持っていくことや経験値を共有することできない仕様でした。
同じ協力プレイでも、他のプレイヤーのマップに遊びに行って、探索を手伝ったりできたほうがより楽しさがあるなと感じてしまいました。
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) こんな人におすすめ・おすすめしない
こんな人におすすめ
和風オープンワールドということで、和風作品が好きな人にはお勧めします。
グラフィック、アクション、ストーリーどれをとっても日本人の心をくすぐる要素が盛り込まれています。
特にグラフィックは細部までこだわって作られており、大自然の日本を体感できます。
あとは死にゲーに挫折してしまった方にもお勧めします。難易度の設定ができますし、比較的簡単なボタン操作でスタイリッシュなアクションができます。
時代劇が好きで、アクションゲームが好きな人は必ずと言っていいほどハマる内容となっています。
こんな人におすすめしない
クエストの場所を細かく指定されるのはありがたいことですが、人によっては単調と感じてしまうかもしれません。
また、戦闘にある程度慣れてしまうと、戦闘自体も単純に感じるかと思います。
作業ゲーが苦手な方にはお勧めできないですね。
何といっても、今作は戦争ものなのでグロ描写が多くなります。しかもグラフィックが綺麗なので結構リアルに表現されています。
血しぶきが舞ったりするのは日常茶飯事で、時には首が宙を舞ったります。
そういう描写が苦手な方はやらないことをお勧めします。
Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ) 全体を通した感想(まとめ)
日本の大自然を味わえる圧倒的グラフィック、濃厚なストーリー、単純だけど奥深いアクション、どれをとっても最高の出来だと感じました。
ただストーリーをもう少し長く楽しみたかったな、というボリューム感でした。
ですがメインストーリーをクリアした後でも、探索のやり込み要素が多く、気が付くとかなり時間をかけて遊んでしまっていました。
世界観とシステムがリンクしている点が素晴らしく、中世の日本を美しく見せるためにUIを廃止したり、ナビゲーションが風を読むことであったりなどの工夫が、良いゲーム体験をもたらせてくれたと思います。
また今作のロード時間の速さには驚きました。
ファストトラベルの間や、物語の節目などに行われるロード時間が異様に短いです。このロードの速さもあって、ストレスはほぼありませんでした。
王道のオープンワールドゲームですが、時代劇オープンワールドとなっていて、日本へのリスペクトを感じられる作品でした。
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