ライフイズストレンジの最後の選択肢によるエンディング種類とそれぞれの結果についての感想やルートを紹介します。
ストーリーの道中では各キャラクターの生死が変化したり、友好関係に変化がありますが最後の大きな決断は
- クロエを犠牲にして全てを元に戻す
- クロエを死なせずにアルカディアベイを犠牲にする
という2つの選択しかありません。
つまり、どちらを選んでも”どちらかが犠牲にある”という過酷な選択を強いられます。
クロエの心情としては何度も自分を救ってくれたマックスに対して全てを精算するように言い出しますが、マックス(プレイヤー)の心情としてはここまで苦しい思いをしてでも助けてきたクロエに対してある種の感情を抱いていると思います。
全ては最後の決断によってプレイヤー自身が決めることになるのも、ライフイズストレンジの醍醐味というか、個人的には最終的にこのゲームが面白かったなと思った瞬間でもありました。
クロエを犠牲にしたエンディングルート
クロエを助けた過去を精算して全てを元に戻す決断を下した場合は、クロエが差し出した写真から過去に戻ってトイレで撃たれるクロエを見殺しにすることになります。
このルートはある意味正常な歴史に戻すという行為になるので、最初の時間巻き戻しによる『カオス理論』は解消されて竜巻の接近も無くなり、アルカディア・ベイの住人は全員無事に救われることになります。
しかし、プレイヤーとしてはこれまで”クロエの為に”と動いてきたマックスを操作しているのでクロエには死んでほしくない!っという気持ちもあり、エンディングは複雑な気持ちになります(あくまで個人的には)
アルカディアベイを犠牲にしてクロエを助けるエンディングルート
クロエを助けることを決めた場合は差し出された写真を破り、『関係ないよ』と少し冷淡なマックスになりますw
灯台から竜巻を見つめるマックスとクロエはアルカディアベイを見殺しにして、2人で生きていく決意をしているように見えます。
ボロボロになった町をクロエのトラックで去っていく2人。
個人的にこのルートはレイチェルとクロエが目標にしていた『田舎町からの脱出』をマックスが代わりに叶えているようにも感じます。
ただし、この選択の代償は大きいですね。
マックスの両親はアルカディアベイにはいないですが、ブラックウェルの同級生やクロエの母であるジョイス、マックスを助けてくれたデイビッドなど全ての人間を犠牲にして”クロエ”という存在を生かすことになるからです。
さらに問題として残りそうなのは、そもそもクロエを助けたことがバタフライ・エフェクトの始まりだとすると、この先の未来にもどのような変化が訪れるか分からないという事。
ここまでしてクロエを助けたマックスはこの先もクロエに何かあれば能力を使う人生になるでしょうし、ある意味でパラレルワールドを生きていくという事になりますからね。
ライフイズストレンジのエンディングはどちらを選んでもハッピーエンドにならない
やはりライフイズストレンジのエンディングはどちらを選んでもハッピーエンドにはたどり着けないというちょっとした悲しさが残ります。
そもそも物語の最後までマックスが時間を巻き戻せる理由が描かれないので、それが良い事なのか悪い事なのかもわからないですよねw
ただ、ゲームとしても、シナリオとしても完成度は非常に高い作品ですし何度かプレイして物語を変化させられるという楽しみもあるので全世界300万本のヒットも不思議ではないかなと思います。
現在、続編になるライフイズストレンジ2の開発も正式に発表されていますが、
おそらくマックスとクロエの物語はここで終わりだと思いますね。
完全な新作として別の人間の別の話になっても、このクオリティであれば、もう1度大ヒット作になる可能性も高いと感じた作品です。
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