遠距離恋愛中のカップルは、寂しさや不安、「会いたい」という気持ちと戦っています。
遠距離恋愛の末に別れてしまったカップルを見て「私達も結局別れちゃうのかな…」と不安になったり、
はたまた結婚に至るカップルを見て「どうやったら遠距離恋愛からゴールできるの?」と思ったりするでしょう。
遠距離恋愛の期間を乗り越えるのは確かに難しいですが、2人の考え方次第では絆を深めるチャンスともなります。
今回は、遠距離恋愛の成功者から学ぶ成功のポイントと、寂しさや危機を乗り越えるコツをまとめました。
いまの遠距離恋愛を実らせたい方・遠距離恋愛を前に不安を抱えている方は、ぜひ読んでくださいね。
遠距離恋愛カップルが別れる理由

「遠距離は難しい」
「遠距離じゃなければ続いたけど…結局別れちゃった」
という話をよく聞きますが、そもそも遠距離恋愛はなぜ成功率が低いと言われるのでしょうか。
遠距離恋愛が難しい理由、別れの理由を見てみましょう。
なんとなく冷めてしまった
「すれ違いの生活が続き、話す内容もなくなってきて、どんどん彼氏への興味が薄れてしまいました。
友達と過ごす方が楽しいし、電話しても以前のように楽しく話せない自分がいます。」
「遠距離中の彼女が急に冷めてしまったようです。
LINEの返信もそっけなく、電話もほどなくなりました。
顔を見て話したいけどすぐに行ける距離でもないし…
このまま自然消滅してしまうのでしょうか…」
恋人とは一緒に時間を過ごしたいと思うのが普通です。
しかし「一緒にいたい」「これを共有したい!」というときに相手がそばにいないことが続くと、「寂しい」という時期を通り越して1人で過ごすのが普通になってしまいます。
付き合いたての熱が次第に冷め、「いま何してるのかな」「会いたいな」という気持ちもだんだんと薄れてしまいます。
物理的に距離が離れたことにより、心の距離も自然に離れてしまうパターンで、特別な理由がなく別れてしまうのが特徴です。
どちらかに不安、不満が募ってしまった
遠距離恋愛で不安を感じ続けると、ストレスから「もう無理!」と爆発して別れを選んでしまうこともあります。
距離が離れていると、必要以上にお互いの気持ちを疑ったり不安になったりします。
少し連絡が来ないだけで「浮気してるんじゃ…?!」と疑い、その気持ちを乗り越えられずに別れてしまった…という人もいます。
遠距離恋愛は精神的な不満が溜まるだけでなく、経済的な負担も大きくなります。
デートの度に通常以上にお金と時間がかかるわけですが、どちらか一方の負担が大きい状態が続くと、少しずつ不満が溜まるでしょう。
遠距離だと相手のささいな変化に気づきにくいため、気づいたときには不満が爆発して改善できない状態だった…という意見もありました。
どちらか(or両方)が浮気した
遠距離恋愛につきものなのが、浮気問題です。
恋人と距離が離れていると、現実的に監視の目が届かないため浮気の危険が高まります。
Cancamが遠距離恋愛経験者(女性)を対象に行った調査によると、「浮気をした・されたことはありますか?」という質問に対して
- 自分が浮気してしまった…14%
- 相手に浮気された…12%
- 2人とも浮気した…6%
- 2人とも浮気しなかった…64%
- 無回答…7%
という回答結果が出ました。
注目したいのは、約3割のカップルに浮気問題が浮上していることだけでなく、「男性の浮気」よりも「女性の浮気」の割合のほうが多いことです。
遠距離恋愛ゆえの寂しい気持ちに耐えられずに浮気してしまう…というパターンは、男性よりも女性に多いのかもしれません。
中には、彼氏の浮気を疑うあまり「向こうも浮気してるはずだから、私も浮気してやる!」と暴走してしまう人もいます。(後になって、彼氏は潔白だった…となることが多い)
普通に交際していても浮気の心配はつきものですが、遠距離の場合はその心配が増大し、別れのきっかけにもなってしまうのです。
遠距離恋愛から結婚したカップルに学ぶ!成功の秘訣

遠距離恋愛は難しいとはいえ、それを乗り越えたカップル、そして結婚したカップルもたくさんいます。
遠距離恋愛で別れてしまうカップルと、成功するカップルの間にはどんな差があるのでしょうか。
成功したカップルが遠距離恋愛中に行っていたこと・習慣から、成功のための秘訣をまとめました。
連絡を止めない努力を
心の距離を離さないために、連絡を絶やさないことは不可欠です。
そして連絡を絶やさないためには、双方の努力が必要です。
「話題があるときだけ話す」「気が向いたときに電話する」というスタンスだと、自然と連絡頻度が減り相手への関心が薄れてしまいます。
何もなくても連絡したり、相手の体を気遣う言葉を送ることができると、心の距離が離れるのを避けることができるものです。
話題がないときにも、今日食べた食事の写真を送ったり、ネットで見つけたかわいい動物の写真を送ったり…と日常を共有する習慣をつけることで、絆も深まるでしょう。
疑い→先走りは厳禁
会えない時間が長い分、相手を疑い出したらキリがありません。
疑いは相手への不信感・束縛などに繋がるため相手から「重い」と思われがちですし、自分を追い込むことにもなります。
最悪な場合、疑いゆえに先走りして自分も浮気してしまい自己嫌悪…となる可能性もるでしょう。
遠距離恋愛期間は、2人の信頼関係を強める期間でもあります。
距離が離れていてもお互いのことを信じることができれば、「この人とならずっと信頼関係を築ける」という唯一無二の絆が生まれ、その後の関係の強い土台となります。
一緒に壁を乗り越えることで、より深い関係を得られるということですね。
「寂しい」と思ったときには、「強い絆を得るための障害なんだ」と思うようにしましょう。
金銭的な負担は半々に
デートの場合は「男性が奢るべき」という常識がありますが、遠距離恋愛の場合は「半々」が成功の秘訣のようです。
どちらか一方が無理をすると、必ずいつかその不満が爆発します。
相手が「大丈夫」と言っているとしても、お互いにとって金銭的・時間的な負担が半々になる場所・頻度を探しましょう。
不満が溜まらないように、定期的に話し合いをするのがおすすめです。
交代で一方の地元に行く、中間地点で会う、交通費を出していない方が食事代を出す…など、2人にとって良い解決策を見つけましょう。
会える機会を大事に
遠距離恋愛で寂しい期間も、次に会う日が決まっていれば「あと〇日で会える!」と思うことで乗り越えられます。
成功するカップルは、デートが終わったらすぐに、またはお互いの休みの予定が決まり次第すぐに次のデートの日付を決めるようです。
すぐにデートの予定が立つことで、1人の時間もポジティブに過ごすことができます。
次のデートを待つ間は、「ここに2人で行って、これを食べたい!」など、やりたいことを考えて2人でシェアするのがおすすめです。
「デートプランをたててみたよ!」なんてデート計画が送られてきたら、デートを楽しみにしているのが伝わって、相手への愛が深まるものですよね。
次のデートに向けてかわいく・かっこよくなる努力をするのも、相手のために時間を使っていることになります。
そして実際に会う時には、思う存分楽しみましょう。
素直に愛情表現をすることで、「また早く会いたいな」「次会えるまで頑張ろう」と相手に思ってもらえるでしょう。
遠距離恋愛のポジティブな面を考える
遠距離恋愛中は「会えない」「そばにいない」とネガティブなことに目を向けてしまいがちですが、成功するカップルは遠距離恋愛ゆえのポジティブな面を見ることができます。
遠距離恋愛のメリットには、
- 相手の存在を当たり前に思わなくなる
- 会えないときに愛が増す
- 自分の時間が増え、やりたいことができる
- いつも新鮮!マンネリがない
などがあります。
寂しい時間も、相手への愛を育てる時間と考えることができるのです。
自分の時間を充実させる
ネット上には、
「寂しすぎて死にそう…みんなはどうやって発散してるの?」
なんてお悩みが溢れています。
寂しさに抵抗するためには、ネガティブなことを考えすぎる時間を作らないために予定を詰め込むのが効果的です。
遠距離恋愛の成功カップルは、お互いが1人でも充実した時間を過ごすことができます。
1人のときに自分の好きなこと・有意義なことに時間を使うことで、人としても成長でき自分に余裕が生まれます。
趣味に時間を使うのも良いですし、女磨き・男磨きに時間を使うなら「次会ったときにドキッとさせちゃおう」なんて気持ちも高まります。
人生を楽しめる人は輝いて見えますし、イキイキとした雰囲気は電話やラインからも伝わり、相手からより愛される理由にもなります。
成功法伝授!遠距離恋愛中の正しい連絡頻度と内容

遠距離恋愛に成功したカップルに共通するのは、
- 連絡の糸を途切れさせない
- 相手に負担を感じさせない頻度
- ポジティブな内容
という3つのポイントを意識して連絡を取っていたことです。
3つのポイントから、遠距離恋愛の成功法を詳しく学びましょう。
LINEは毎日が◎
用事があるときだけ連絡するスタイルだと、その都度会話が終わってしまうのでう「繋がっている」という感覚が薄くなるでしょう。
決めごとにする必要はありませんが、短い内容であっても毎日ラインをするのが望ましいです。
LINEであれば電話ほど時間を取られませんし、仕事の合間で返事をするだけでもいいので相手の負担も少なくなります。
最初は慣れなくても、
「今日は仕事でこんないいことがあったよ。」
「今日の夕焼けこんなに綺麗だった!」
など、日常の出来事を共有するクセをつけると、相手も次第に同じように日常の出来事をLINEするようになるでしょう。
距離があっても、お互いに何が起こっているか、どんな気持ちなのかを共有することで、絆を深めることができます。
週に一回はビデオ電話
ラインやメールだけだと次第と気持ちが冷めてしまうので、電話やビデオ電話を定期的に行うのが大切です。
特にビデオ電話は相手の表情や雰囲気が伝わるため、お互いの愛情を確認するためにおすすめです。
お互いの負担にならないようにビデオ電話をするためには、前もって日にち・時間を決めておく必要があります。
予告なくビデオ電話をかけてしまうと、
「部屋を片付けておきたかった」
「すっぴんだったのに…」
などの不満が溜まってしまいます。
「〇曜日の〇時はテレビ電話しよう」
などの大まかな予定があると、お互いに予定が立てやすくて良いでしょう。
写真を送りあうと距離が縮まる
最近は、写真や動画で自分の気持ちを共有するのが当たり前になっています。
お昼に食べたおいしいランチの写真も、通勤途中に咲いていた花の写真も、どんどん共有してみましょう。
共有できる経験や出来事の数が増えるほど、カップルの絆はより強くなるそうです。
友達と遊びに行ったときも、行先から写真を送ることで経験を共有するのがおすすめです。
相手にも楽しい気分になってもらえますし、「私は会えないのに…」と寂しい思いをさせないためにも有効です。
ポジティブな内容が◎
いつも愚痴やネガティブな話をしていると、相手も「今日は疲れてるから、連絡したくないな…」という気持ちになってきます。
「会話すると元気になる」
「癒される」
という存在になることができれば、相手は疲れていても時間がなくても「少しでも連絡したい」という気持ちになり、連絡が途絶えなくなるのです。
悩みや愚痴を言うのはほどほどにして、相手を褒めたり、今日あった嬉しいことを共有したりすると良いでしょう。
「会いたい」「好き」を上手に伝える
遠距離恋愛に成功しているカップルは、愛情表現を欠かしません。
「会いたいって言いすぎたら困らせちゃうかも」
と不安に思いすぎて気持ちを伝えないと、相手も「自分のこと好きなのかな?」と不安になり、次第に壁ができてしまいます。
相手に罪悪感を抱かせない言い方で、上手に会いたい気持ちを伝えましょう。
「すごく会いたいけど、次に会える〇月まではお互いお仕事頑張ろうね!」
など、ポジティブかつストレートに「好き」「会いたい」という気持ちを伝えるのが大切です。
距離が離れている分、電話やライン・メールでの愛情表現は多めがベストですね。
会う頻度の平均は?別れの危機が訪れる時期・結婚までの平均期間も調査

遠距離恋愛中のカップルにとって、「どれくらいの頻度で会うのか」というのは大きな問題です。
お互いにとって負担のない頻度にしたいと思いつつ、「もっと頻繁に会ったほうが、絆も深まるのかな」と悩んだりもするでしょう。
遠距離恋愛カップルは一般的にどのくらいの頻度で会っているのか、調査してみました。
遠距離恋愛カップルが会う頻度の平均は?
遠距離恋愛をしているカップルの多くは、月に1度程度会っているようです。
ちなみに近距離に住んでいるカップルの場合は、週に1度デートをするのが一般的です。
しかし会う頻度は住んでいる地域によっても異なり、「関東と九州」のように移動距離が長い場合、また恋人が海外赴任している、あるいは国際恋愛の場合には、月に1度会うのも難しいでしょう。
お互いの休みが合うか、交通費の負担が大きすぎないか、などを考えながら、2人にとって心地よい頻度を探しましょう。
「みんなは月に〇回会ってるのに!」
というように「一般論」を押し付けるのでなく、お互いのために譲歩できる頻度を見つけるのが大切です。
遠距離恋愛カップルが別れやすい時期
どの遠距離恋愛カップルにも、不穏な空気が訪れる時期があります。
その空気をいち早く察知し、対策を取ることができれば、別れの危機を逸することができるでしょう。
多くの遠距離カップルが別れの危機を感じるのは、「3か月」「半年」だそうです。
3か月は「会いたい」という気持ちが強い時期であり、それなのに会えないもどかしさ・辛さに耐えられず「こんな関係無理!」と別れてしまう可能性があります。
半年は遠距離恋愛に慣れてきた頃ですが、同時に熱が冷めて相手との関係にも慣れが生じる時期です。
会えないゆえに相手への気持ちがわからなくなったり、すれ違いが多く生じたりする時期なので、自然消滅も起こりがちです。
3か月・半年を迎えるときには意識的に連絡や愛情表現を行うようにして、別れの危機に陥らないように注意しましょう。
その時期にあえてサプライズで手紙やプレゼントを贈るのもおすすめです。
遠距離恋愛~結婚までの期間の目安
遠距離恋愛から結婚に至ったカップルの多くは、1~2年で結婚を決めています。
仕事の関係等で遠距離恋愛をしているカップルであっても、できればいつも一緒にいたいと思うものです。
遠距離恋愛が続くほど、結婚したほうが精神的にも経済的にも安定することに気づき、結婚の必要性を強く感じる…という理由もあるでしょう。
遠距離恋愛が2年以上続き結婚のタイミングを逃すと、結局あいまいな関係が続き自然消滅…ということにもなりかねません。
離れていてもお互いを信頼でき、大切にできる関係ならば、怖がらずに結婚に向かって踏み出すことをおすすめします。
遠距離恋愛について まとめ
「遠距離恋愛は難しい」と言われますが、中には遠距離恋愛中に絆を深めてゴールインするカップルもいます。
遠距離恋愛が成功するか否かは、遠距離中に日々行う小さな努力・コツにかかっているようです。
遠距離恋愛を成功させたカップルの習慣やコツを学ぶことで、誰でも遠距離恋愛をポジティブなものに変えることができます。
遠距離恋愛カップルが別れてしまう一般的な理由は、以下の通りです。
- なんとなく冷めてしまった
- どちらかに不安、不満が募ってしまった
- どちらか(or両方)が浮気した
遠距離恋愛から結婚したカップルは、以下の6つの成功の秘訣を実践しています。
- 連絡を止めない努力を
- 疑い→先走りは厳禁
- 金銭的な負担は半々に
- 会える機会を大事に
- 遠距離恋愛のポジティブな面を考える
- 自分の時間を充実させる
遠距離恋愛中の正しい連絡頻度と内容は、以下の通りです。
- LINEは毎日が◎
- 週に一回はビデオ電話
- 写真を送りあうと距離が縮まる
- ポジティブな内容が◎
- 「会いたい」「好き」を上手に伝える
遠距離恋愛カップルが会う頻度の平均は「月に1回」ですが、住んでいる地域や休みの取りやすさに合わせて、2人にとってちょうど良い頻度を見つけましょう。
一般的に別れやすい時期は「3か月」「半年」なので、その時期には連絡・愛情表現を欠かさないようにしましょう。
遠距離恋愛~結婚までの期間の目安は1~2年で、あまり長く続けると結婚のタイミングを失い自然消滅になる危険もあります。
遠距離恋愛期間はお互いの信頼関係を強くし、思いやる気持ちを育む時期でもあります。
上記の秘訣を実践することで、自分の「さみしい」「会いたい」という気持ちを上手にコントロールし、距離に負けない絆を持つことができるでしょう。
遠距離恋愛期間をポジティブな時間に変えることができれば、その先の幸せをつかみ取ることができます。


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